鼻の整形は、手術によるものと注射によるものがあります。
ここでは、ヒアルロン酸注射でどこまでできるかを考えていきます。
ヒアルロン酸を注入できる部位には限界があり、鼻根、膜性鼻中隔、法令線基部くらいです。そのため、デザインにも限界があります。
ただ、手術のダウンタイムと比べると圧倒的に手軽にできるため、選択肢にあると良いと思います。
鼻根部のヒアルロン酸
眉間のあたりから下の部分で、骨を触れる部分に注入します。
やりすぎるとアバターになってしまう可能性があるため、控えめに注入したり、広がりにくい製剤を選んだりして工夫します。
ナチュラルな仕上がりをご希望の方は0.3㏄くらいで十分です。
しっかり高さを出したい場合には、ピネハなどの広がりにくい種類を選択してください。
1㏄くらいまで、不自然にならずに入れられます。
注入方法はニードルで3から4点に注入してなじませる方法と、鼻先からカニューレを進めて線状に入れる方法があります。
膜性鼻中隔のヒアルロン酸
膜性鼻中隔に注入すると、鼻先が少し尖って上がり、アップノーズを作ることができます。
血管があって危険なので、太めのカニューレを用いて行います。私は今は21ゲージを使っています。
鼻先に刺入点をつくり、鼻中隔までカニューレを進めて、0.3㏄くらい注入します。
鼻先の柔らかく動く部分まで入れると潰れてしまうので、深くにしか入れられません。
製剤はボラックスやピネハを用います。
注入後、2,3日腫れることがあります。
法令線基部のヒアルロン酸
小鼻の横の凹みを埋めます。
小鼻が少し小さく見える効果を、法令線が浅く見える効果があります。
ボラックスやピネハ、ボリューマを使います。
以上の部位にヒアルロン酸を注入すると、お顔の中心部を洗練させることができます。
ダウンタイム無く印象を変えたい方、ぜひカウンセリングにお越しください。
久野賀子