美しいフェイスラインを手に入れるための糸リフト活用法

マリオネットラインと糸リフトの基本知識

マリオネットラインとは何か?

マリオネットラインは口角下にできる線です。
頬のボリュームが下がってきて、その下に影ができることで生じます。

糸リフトの基本的な仕組み

お顔の中にコグ(とげ)のついた糸を入れ、物理的に引っ張り上げます。
糸は時間が経つと溶けて無くなり、糸リフトが入っていた部分にデザインされたコラーゲンの傷跡ができます。
この傷が長期的にたるみを予防します。

マリオネットラインに対する糸リフトの効果

糸リフトは頬の肉を物理的に持ち上げることで、マリオネットラインを改善します。
直接的で、その効果は絶大です。

糸リフトの施術方法

糸リフトの施術の流れ

カウンセリング時にデザインを考えます。
お顔の凹凸をみて、どこからどこに向かって糸を入れるかを決めます。
頬の凹みが強いかたは、凹みを避けて挿入します。
頬骨が張っている方は、頬にお肉が集まり更に頬骨が張らないように注意します。
デザインができたら、消毒して挿入します。
刺入点の位置にもよりますが、お耳の辺りから頭皮にかけて消毒します。
消毒が終わったら、糸を挿入します。
刺入部に18ゲージの針で穴をあけ、糸(当院ではVOVリフト)を入れます。
その際にはお顔を全体的に引っ張り上げた状態で挿入すると効果が出やすいです。
糸の挿入が終わったら、背もたれを上げ、左右差を確認して余分な糸を切ります。

糸リフトの必要本数と選び方

法令線に対して4本から6本(両側)、フェイスラインに対して6本から10本(両側)が目安です。
個人的には、糸の種類は何でもよいと思います。

施術の痛みとその対策

刺入部と挿入範囲を局所麻酔薬で麻酔するときに痛みます。
痛みが怖い場合には笑気麻酔をつけると良いです。
また、挿入範囲によってはお顔の一部の感覚を無くすブロック麻酔が効くこともあります。

糸リフトの効果とメリット

糸リフトで得られる具体的な結果

糸リフトは即時的なリフトアップ効果があります。
私はヒアルロン酸注入を専門としていますが、糸リフトで引き上げた状態に合わせて注入することができるため、組み合わせる施術としても有効です。

マリオネットライン改善への寄与

頬の弛みをリフトアップすることで、マリオネットラインが浅くなります。
糸リフトをしても満足できない場合には、ヒアルロン酸注入を組み合わせます。

継続的な効果を持続させる方法

糸は時間が経つと溶けて無くなります。
定期的にHIFUやRFなどの熱を加える機械施術を行うと良いです。

糸リフトのリスクと失敗例

糸リフトに伴う主な副作用

腫れ、内出血、神経障害、唾液腺損傷などが考えられます。
殆どは時間が経つと無くなるので、ダウンタイムを覚悟していただけると安心です。

失敗を避けるためのアドバイス

デザインをしっかり行うと良いです。
どこからどこまで挿入し、どうお肉を移動させるのか、考えを統一させましょう。

クリニック選びのポイント

湘南美容外科の特徴と評判

ドクターの人数が多いので、誰でやるかだと思います。

信頼できる医師を探す方法

カウンセリングに行ってみましょう。

料金と施術内容の確認方法

当院では、糸リフトの本数分の費用と、局所麻酔代がかかります。
本当は局所麻酔代を取りたくなかったのですが、あまりに流通量が不足しているので、泣く泣く有料にすることにしました。
笑気麻酔は別途費用がかかります。

糸リフト後のアフターケア

施術後の注意点とケア方法

2,3日は痛みます。
痛み止めを飲んで乗り切ってください。
感染しないように、刺入部はやさしく扱ってください。
1か月間はダウンタイムです。変化するので、焦らず待っていて下さい。

久野賀子