口角ボトックスとは?基本知識と効果
ボトックスの原理と口角への作用
ボトックスはボツリヌストキシンという毒素の注射で、筋肉の動きを抑える働きがあります。
このボトックスを口角下制筋に注入すると、笑った時に口角を下に動かす動きが少なくなります。
その結果、笑った時に口角が上がりやすくなります。
口角ボトックスの施術の流れ
「いー」と言って首のスジを出す動きをしていただきます。
この時に凹み、シワが寄る部分に浅く片側2単位程度のボトックスを注入します。
施術時間は5秒ほどです。
治療の効果と持続期間
治療効果は3日後から1週間後から、3,4か月後まで続きます。
口角ボトックスのメリットとデメリット
理想的な笑顔を手に入れるメリット
笑うときに口角を下げる癖がある方がいらっしゃいます。
そのような方は、口角ボトックスを打つと口角が自然にきゅっと上がり、ハッピーな印象を与えることができます。
ハッピーな笑顔は無敵です。
ボトックス施術のデメリット
口角下制筋に注入したと思ったものが、間違えて下唇下制筋に入ってしまうと、口が歪みます。歪んだら、3か月程度そのままです。
注射による副作用とリスクの解説
口角ボトックスのリスクは、下唇下制筋に注入してしまい、歪むことくらいです。
口角ボトックス施術の安全性
クリニック選びのポイント
費用次第かと思います。
専門医による安心の治療
簡単な注射だと思うので、専門性は特にいらないです。
施術後のアフターケアと注意点
特にありません。
口角ボトックスと他の治療法の違い
ヒアルロン酸との比較
ボトックスは筋肉の動きを抑える治療で、ヒアルロン酸はボリュームを出す治療です。
口角を上げたい場合、ボトックスが適応になるケースは笑った時に口角を下に下げる動きをする方です。
ヒアルロン酸が適応になるケースは、唇の下外側のボリュームロスが進み、口角が下がって見える方です。
カウンセリングで状態をみて判断します。
施術の選択肢:ボトックスと整形の違い
ボトックスは整形ですよね?
各治療法の効果とリスク
口角を上げたいときに選択できる施術は3通りあります。
手術(口角挙上術)、口角ボトックス、唇(特にLp6)のヒアルロン酸注入です。
手術は執刀医次第だと感じるので、症例写真をご覧ください。
ボトックスは笑った時にしか効果がありません。
表情を作らないときは変化がありません。
ヒアルロン酸は加齢とともに唇のボリュームが減っている方に向いていることが多いです。
唇の形も変えられるので、ご相談ください。
リスクは、手術は傷跡など、ボトックスは歪み、ヒアルロン酸はアレルギー、感染、血流障害です。
口角ボトックスの施術料金
クリニックによる価格差の解説
口角ボトックスに使うボトックスの量は4単位くらいです。
ボトックスの種類によって仕入れ値が違うので、価格が異なると思います。
治療ごとの単位と料金目安
当院ではアラガン社のボトックスを使用しており、価格は1万円です。
高い料金に見合う効果とは?
人それぞれです。
久野賀子