ヒアルロン酸注射で頬こけを改善する方法
頬こけの原因とその悩み
頬がこける最も主な原因はボリュームロスです。
加齢とともに脂肪組織が委縮し、凹んでいきます。
もう一つはたるみです。
全体ボリュームが重力に従って下がり、前下方に降りてくることで、頬の凹みが目立ってきます。
ヒアルロン酸の効果とは?
ヒアルロン酸は粘土細工のようなものです。
凹みの強い部位にお餅のような人工的に作った物質を注入し、ぎゅぎゅっとなじませることで、凹みと改善します。
ヒアルロン酸を注入するときにもう一つ知っておきたいのは、「モバイルゾーン」と「インモバイルゾーン」の概念です。
頬の後ろの方は「インモバイルゾーン」と呼ばれ、動いて弛みにくい部分です。
注入すればするほど、外側に引っ張る力が発生し、リフトアップすることができます。
頬の前の方は「モバイルゾーン」と呼ばれ、入れすぎるとたるんできてマリオネットラインや法令線が悪化します。
このモバイルゾーンを膨らませたい時には柔らかいタイプの製剤を、量は控えめに注入すると良いです。
施術の流れと注意点
当院では、予約時に問診票を事前にご記入いただいています。
来院したら、自動チェックイン機でチェックインして待合でお待ちいただきます。
こちらで書類の確認ができたら、診察室にご移動いただきます。
ここで医師とのカウンセリングです。
お悩みやご希望をお伝えいただき、デザインしていきます。
使う製剤や量が決まったらお会計です。
カウンセラーがお手伝いしますので、元々考えていたご予算を踏まえて、本当に今回の選択でよいか確認しましょう。
しっかり冷やして注入です。
鏡を見ながら、希望のデザインに近づけていきます。
注入は1本あたり3分から5分もあれば終了します。
パウダールームで整えて終了です。
ヒアルロン酸注射の種類と特長
ジュビダームビスタとボリューマ
アラガン社が作っているジュビダームバイクロスシリーズのボリューマは、最もよく使われている製剤といっても過言ではないと思います。法令線、頬、こめかみ、顎、さまざまな部分に使われます。深い層に注入してもしっかり高さとボリュームが出て、浅い層に注入してもボコボコしない絶妙な硬さが特長です。
製剤の選び方と役割
製剤を選ぶときに、ドクターが最も気にするのは硬さです。
例えば、ボルベラなどの柔らかい製剤は目元や口元などの皮膚が薄い部分に注入しても馴染みやすく、自然に仕上がります。
一方、鼻根などの広がると困る部分については、プラスチックくらいの硬さが欲しいです。
また、お客様にとって気になるのは価格であることが多いです。
持ちが長いものほど価格が高い傾向があります。
ご予算感、持続期間のご希望、ドクターのこだわりを踏まえて決めていきます。
ヒアルロン酸注射の施術料金
ヒアルロン酸注射の相場価格
相場は1本(1㏄)当たり7万円から8万円程度だと思います。
当院では、RHA1が1本4万5千円、ボリューマが1本6万円とリーズナブルな設定です。
お得なモニター制度もありますので、ご相談ください。
また、時々お得なキャンペーンも行っています。
保険適用と自費の違い
当院は保険診療を行っておらず、全て自費診療です。
カウンセリング代は無料なので、基本的には製剤の費用だけがかかります。
また、麻酔を使用する場合には、別途費用がかかります。
施術後の経過と注意すべきこと
術後の腫れと内出血の対策
あまり気にしなくて良いと思います。
引かない腫れ、引かない内出血はありません。
持続期間と効果の実感
効果は直後にご実感いただけます。
直後の仕上がりがほぼ完成形です。
そこから、若干腫れが引き、ヒアルロン酸が水分を吸収することで多少変化します。
ダウンタイムの過ごし方
お酒でものんで、できるだけ忘れましょう。
鏡はみません。
ヒアルロン酸の副作用とリスク
痛みや不安を軽減するためのポイント
ヒアルロン酸製剤の中に局所麻酔薬が入っているので、痛みは強くないと思います。
不安が強ければ、笑気麻酔をつけましょう。
久野賀子