
ボルニューマとヒアルロン酸の併用による若返り効果
ボルニューマとヒアルロン酸の基本知識
ボルニューマはRFという機械で、肌に熱を加えます。
皮膚やその下の組織が引き締まり、たるみが改善します。
ヒアルロン酸はジェル状の肌に馴染みやすい物質を注入し、ボリュームを補います。
凹みや段差が埋まり、ボリュームロスが改善します。
若返りにおける効果の違い
加齢とともに起きる変化には、大きく分けて、たるみ、ボリュームロス、肌質変化の三つがあると考えています。
ボルニューマにはたるみ治療の効果と、少しの肌質変化への治療効果(特にコラーゲンを増やしてハリのある肌に)があります。
ヒアルロン酸にはボリュームロスに対する効果と、肌質変化への治療効果(特にヒアルロン酸を増やしてみずみずしい肌に)があります。
併用する理由とそのメリット
バランス良くアンチエイジングができます。
たるみ、ボリュームロス、肌質変化のすべてに対応でき、肌質については加齢とともに減る物質をバランスよく補うことができます。
アンバランスなアンチエイジングをすると不自然な仕上がりになってしまいます。
バランスよく若返りましょう。
施術の流れと適切なエステ
カウンセリングの重要性
アンチエイジングにはかけられる時間もお金も限られています。
カウンセリングで優先順位を決め、それぞれの治療の仕上がりをイメージできると理想的です。
施術の方法と間隔
ボルニューマとヒアルロン酸をどちらも行うのであれば、ボルニューマを先に行うと良いです。
ボルニューマで引き締め、凹みや影が明らかになった部分にヒアルロン酸を注入して凹凸を整えます。
また、コラーゲンが生成された部分にヒアルロン酸を加えると、ハリと弾力が生まれて肌質が若返ります。
施術後のケアと注意点
しばらく浮腫みや違和感があるかもしれません。
落ち着くまで2週間程度様子をみてください。
効果的な施術の順番は?
ヒアルロン酸はボルニューマの前後どちらが良いか
優先順位によりますが、どちらかというと後が良いと思います。
施術前に知っておくべきこと
ボルニューマは引き締める効果がありますが、脂肪吸引や切開の手術ほどの引き締め効果、たるみ改善効果はありません。
また、ボルニューマでコラーゲンの増加、ヒアルロン酸注入でヒアルロン酸の増加はできますが、刻まれたシワはすぐには無くなりません。
効果の限界についてご理解ください。
体験者の声から学ぶ最適な順番
自分自身の体験から考えると、やりたい時にやりたいことをするのが良いです。
勿論5年後10年後のイメージはしますが、「今気になっている部分」に最も効果のある治療を優先して行うと、満足度が高いです。
ボルニューマとヒアルロン酸の併用によるリフトアップ効果
リフトアップのメカニズム
ボルニューマで皮膚に熱を加えると、組織が少し小さくなります。
皮膚の奥が引き締まると、リフトアップします。
併用で得られるボリュームアップ
ヒアルロン酸で凹みを補うとボリュームアップします。
ボルニューマであらかじめ引き締めると、法令線の段差やマリオネットラインの影が浅くなり、ヒアルロン酸の必要量が少なくなります。
施術時の痛みと熱について
施術による痛みの程度
ボルニューマは熱いです。頑張って耐えてください。
ヒアルロン酸はチクっとします。
熱による影響と対策
熱さを我慢しすぎると火傷します。
火傷したら、冷やしてステロイドを塗布しましょう。
施術後の腫れやダウンタイム
ボルニューマ照射後は浮腫んだ感じが数時間続きます。
ヒアルロン酸の腫れや内出血があるので、二週間程度様子を見ましょう。
ボルニューマのRF効果とヒアルロン酸との関係
RF(高周波)の作用メカニズム
肌に当てたハンドピースから背中に貼った対極板まで高周波が流れます。
その結果、ハンドピースから数センチの深さまで熱が加わります。
皮膚から皮下脂肪層にかけての部分が加熱されることで、組織が引き締まります。
真皮層への刺激とコラーゲン生成
皮膚の奥、皮下脂肪の手前の辺りに真皮層があります。
真皮層に熱の刺激が入ると、コラーゲンが作られます。
コラーゲンが作られると、皮膚にハリと弾力が生まれます。
皮膚への柔軟性の向上
上記のように、コラーゲンが生じるとハリと弾力が生まれますが、ヒアルロン酸を加えると皮膚の水分量が増えます。
コラーゲンとヒアルロン酸の相乗効果で、赤ちゃんのようなみずみずしい肌に近づけます。
久野賀子