ボルニューマとハイフの違いとは?
ボルニューマの概要と特徴
ボルニューマはRFという熱を加える機械です。
皮膚の表面から皮下脂肪くらいまでの層を加熱します。目安は65℃くらいです。
ただ加熱するだけだと熱いので、加熱すると同時に振動が起きます。
振動を感じる神経(振動覚)と熱を感じる神経(温痛覚)は異なり、振動覚の方が速く、温痛覚の方が遅く伝わるので、熱を振動で誤魔化すことができます。
熱を加えると、組織が引き締まり、コラーゲンやエラスチンが再構築されます。
皮膚の表面から皮下脂肪くらいまでの層が引き締まることで、弛み治療ができます。
ハイフの概要と特徴
ハイフはHIFUという熱をピンポイントに集める機械です。
熱を集める層や部位によって効果が異なります。
基本的には、4.5㎜、3㎜、2㎜の層に熱を加えます。
4.5㎜の深さにはSMAS筋膜があります。SMAS筋膜はお顔の骨格に沿って存在し、縮めるとリフトアップ効果があります。
3㎜の深さには皮下脂肪があります。皮下脂肪を縮めると引き締め効果がでます。
2㎜の深さは真皮深層です。皮膚のタイトニングやハリを出す効果があります。
ボルニューマとハイフの効果の違い
ボルニューマは引き締め、ハイフは引き上げです。
施術の流れと時間
ボルニューマの施術時間とプロセス
施術時間はショット数にもよりますが、20分くらいです。
洗顔して照射をします。
照射後はすぐ終了です。
ハイフの施術時間とプロセス
こちらもショット数によりますが、30分くらいです。
洗顔後照射します。
照射後はすぐ終了です。
施術前のカウンセリングと注意点
適応があるかを確認します。
どちらかというとボリュームダウンする施術なので、もともと凹みやコケが強い方にはおすすめしないか、ヒアルロン酸などの併用をおすすめします。
どんな風になるのかイメージができると良いです。
料金と費用の比較
ボルニューマの料金とセットプラン
ボルニューマは300ショット9万円、600ショット10万円です。
ハイフとボルニューマをセットで行う場合は、ハイフは4.5㎜の層だけで良いので、11万円です。
ハイフの料金とセットプラン
ハイフはお顔5万円、お首4万円にしています。
ハイフとボルニューマをセットで行う場合は、ハイフは4.5㎜の層だけで良いので、11万円です。
コストパフォーマンスの観点からの比較
お顔はハイフの4.5㎜の層とボルニューマ300ショット、首はハイフのみを半年くらいの間隔で行うのが最もコスパが良いと思います。
効果とデメリット
ボルニューマの効果と持続時間
引き締め効果があり、半年程度持続します。
ハイフの効果と持続時間
リフトアップ効果が3か月程度持続します。
両者のデメリットとリスク
どちらかというとボリュームが小さくなる施術なので、もともとコケ感が目立つ方や凹みが気になる部分は悪化します。
神経障害などのリスクがあるので、照射部位は限られることをご理解ください。
痛みや副作用について
ボルニューマで感じる痛みと副作用
熱いです。熱さにどれくらい耐えられるかで、効果の程度が変わります。
副作用は熱さに耐え過ぎた時の火傷です。
ハイフで感じる痛みと副作用
奥に響くような、歯の治療のような痛みがあります。
神経障害などのリスクがあるので、照射部位には限りがあります。
照射技術により、火傷が起きることがあります。
痛みの軽減方法と対策
振動に集中する、笑気麻酔をする、などです。
意外と耐えられます。
治療対象としっかりした悩み
ボルニューマが適している悩み
マリオネットラインの横のお肉や法令線横のお肉をボリュームダウンしたい。
皮膚が柔らかい。
フェイスラインをすっきりさせたい。
などの悩みです。
ハイフが適している悩み
弛みを予防したい。
軽度の弛みを治療したい。
久野賀子