リジュランの種類とヒアルロン酸の効果的な使い方

リジュランとヒアルロン酸の違いとは

リジュランの成分と作用

リジュランはポリヌクレオチドが主成分です。
ポリヌクレオチドは傷を修復する過程を促し、肌を再生させます。
肌が再生する過程で、コラーゲンやエラスチン、皮膚の構造などが再生され、若返る効果が出ます。
リジュランは、良くも悪くもボリュームが出ません。

ヒアルロン酸の特徴と効果

ヒアルロン酸はボリュームを出す注入材です。
様々な硬さがあり、凹みのある部位や層に合わせて注入できます。
また、ヒアルロニダーゼという溶解剤が存在するため、トラブルが起きた際にも治療がスムーズです。

リジュランとヒアルロン酸の併用効果

リジュランは表面のテクスチャーを改善する効果があります。
ヒアルロン酸はボリュームロスを改善する効果があります。

加齢とともに変化する要素として、たるみ、ボリューム、肌質の3つが大きく存在すると私は考えています。
そのうちボリュームロスに対してヒアルロン酸が、肌質に関してリジュランが選択肢の一つになると思います。

リジュランの種類とその効果

リジュランアイの特性

リジュランiにはポリヌクレオチドが1%含まれています。
さらさらしてダウンタイムが短く、目元の薄い皮膚にも注入できます。

サーモン製剤の効果

リジュラン以外のサーモン製剤にはプルリアル、リズネなどがあります。
もともと開発されたリジュランの特許が切れたために様々な製剤が作られるようになりました。
リジュランは長く使われてきていて情報が豊富なのと、仕入れ値が大して変わらないかむしろ安いので、当院では元祖であるリジュランを採用しています。

リジュランのユニークな成分とは

お顔などに傷の修復過程を促すような施術は他にもあり、ショッピングスレッドなどです。
ただ、この治療はダウンタイムが長く、気軽に行い難い面があります。
その点、ポリヌクレオチド製剤はダウンタイムが短く、気軽に行いやすいです。

ヒアルロン酸の効果的な使い方

注射によるヒアルロン酸の適応部位

ヒアルロン酸が注入できる部位は幅広く、凹みがあって適応があれば、比較的どこにでも注入できます。
ヒアルロン酸の硬さも様々なので、注入層も選べます。

ボトックスとの併用について

ボトックスは筋肉の動きを抑え、シワが出来る表情を作りにくくします。
その結果、表情を変えてもシワができず、刻まれるのを防ぎます。

ヒアルロン酸の効果を最大化するタイミング

ヒアルロン酸は安全性が高く、ご高齢の方でも安心してお受けいただけます。
例えば、80代以上の方はリスクが高いため手術ができないケースがあります。
そのような方であってもヒアルロン酸を上手く使えば、若返り施術が可能です。
また、ダウンタイムが取れない方も気軽に行うことができます。
治療の選択肢として持っていると良いと思います。

リジュランとヒアルロン酸の施術方法

クリニックでの施術流れ

まず、カウンセリングでデザインをします。
納得したら、必要な本数の必要な製剤を購入します。
同意書を書いて洗顔し、注入します。
注入が終わればすぐに帰宅できます。

痛みを軽減する麻酔方法

ひやしたり、振動を使用したり、外用麻酔や笑気麻酔を使用することが可能です。
部位によりますが、当院では比較的麻酔なしで行う方が多いです。

直後のケアとダウンタイム

基本的にダウンタイムはありません。
感染のリスクを軽減するために優しく扱ってください。

久野賀子