脂肪溶解注射とは?その効果と施術方法の全体像
脂肪溶解注射の基本知識
脂肪溶解注射には、デオキシコール酸、フォスファチジルコリン、サポニンなどの界面活性物質が入っています。
これらは脂肪細胞の膜を破壊し、脂肪を溶かします。
顔に特化した効果と目的
お顔に注入する脂肪溶解注射は、腫れと痛みが軽度のものを選択します。
カベリンやファットエックスコア、BNLSなどのデオキシコール酸を主成分にしたものや、山参注射などのサポニンを主成分にしたものが多いです。
フォスファチジルコリンはあまり用いません。
治療としての脂肪溶解注射の重要性
ボリュームが大きすぎる場合、小さくすることができるのは筋肉と脂肪です。
筋肉はボトックスなどでやせ細らせて委縮させます。
脂肪は脂肪溶解注射、脂肪吸引などの手術、加熱したり冷却したりするデバイスを用いて減らします。
ボリュームダウンが必要な場合の選択肢の一つとして重要です。
人気の脂肪溶解注射「BNLS」とは
BNLSの特徴と成分
デオキシコール酸が主成分です。
腫れが少なく、ダウンタイムが無いので気軽に受けられます。
ただ、デオキシコール酸の濃度が低いので、複数回かかります。
他の注射との違い
効果が圧倒的にマイルド。
施術前に知っておくべきこと
カウンセリングの流れ
お顔を見ながら、どこのボリュームをどれくらい減らしたいか確認します。
ボリュームを減らすだけでなく、たるみの引き締めが必要なのかも確認します。
仕上がりのイメージが共有できたら、脂肪溶解注射の量や併用治療を決めます。
デザイン通りに注入、施術して終了です。
必要な回数と料金について
脂肪溶解注射は2~3回かけて仕上げることが多いです。
全行程にかかる費用を確認しましょう。
注入部位の選定と注意点
脂肪溶解注射は皮下脂肪に良く効きます。
希望のデザインを作るにあたり、バッカルファットの除去が必要な場合は、手術が必須です。
施術の流れと追加情報
施術当日の準備と注意事項
カウンセリング時に施術できることが多いと思います。
デザインのイメージをして、クリニックに向かいましょう。
注入後は腫れるかもしれないので、マスクがあると安心です。
実際の事前麻酔について
不要だと思います。
施術時間と注入方法の詳細
1分程度で終了します。
私はニードルで刺入点をつくり、カニューレで入れています。
ダウンタイムとその対策
施術後の腫れや内出血の対処法
冷やしてください。
翌日の生活への影響
腫れることがあるので、マスクなどで隠してください。
ダウンタイム中のケア方法
揉むと良いです。
久野賀子